【勘三郎、"最期の瞬間" 放送を聴きながら】
当たり前の話だけど、毎年毎年、
素晴らしい役者さん達が亡くなっている。
舞台の完成形なんて無い。
どれだけ時間を使っても考えても、
数字に出ない評価である以上、
"やり切った"なんて言う言葉は出しようがない。
限りなく100点に近づく。そのために、
時間のある限り、挑み続けるしかない。
舞台という自分の人生、
夏休みの宿題気分じゃ追い付かない、
追い付く訳が無い。
CMで「時間は前に進むしかない」
そんなフレーズを耳にした。
いつだか分からない自分の最期に
チクタクチクタク進んでいる。
時間を無駄にすることは、
後悔を生みだす要因を増やしているだけかもしれない。
もしかしたら、違うかもしれないけど、
亡くなって行く人達の言葉達に隠れる
"暗"は、それを物語っているんじゃないだろうか?
「後でやろうと思っている間に瞼を閉じる時が来た」
そんな事だけは、嫌だな。
「やりたい事は、すぐやろう。」
そう思います。
イエスかノーか考えている暇は無い。
「うじうじしているならば、立ちあがれ。」
市場がどう、周囲がどう、なになにがどう。
関係ない。
今年放送の「ショム二2013」
主人公・坪井千夏の言葉が意外に響いた
「読めない空気 頼まれもしないで読んで勝手に自滅しているんじゃないよ」
確かに(笑)自分がどう考える。それだけでいい。
迷惑は、迷って惑わすことだ。
自分がはっきりしていれば、
他人に迷われることなく嫌われ、
他人を惑わすことなくイエスと言わせられる。
それで、十分だ。